はじめに:このレポートは国土地理院発行、2万5千分の1『宮田』を 参照していただくようお願いいたします。 2003.10.20. 日曜日 ガスのち雨 気温すこし寒い
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低山徘徊のMLには山登りはもちろんですが、無線を楽しむ人達もいます。
それをメインにしたオフをやろうということでこの山を選びました。無線を楽しみたい人は
この山頂で長居できるし、歩きを楽しみたい人は黒頭峰から夏栗山へも縦走が
楽しめます。ところが当日の天気予報が芳しくありません。午前中はなんとかもちそうですが
午後からは雨の予報が・・・・。
集合地点のハイマート佐仲に行くまでに無線で各人の現在地がわかるのでまっこと便利である。 すでに到着している人、別ルートで山頂へ登っている人、私は今からコンビニに行くと告げる。 そのコンビニで是兼さん親子と出会ってそのままハイマートまで一緒に走行する。 ハイマートではすでに多くの仲間達が集まっており、言いだしっぺのたぬきさんご夫婦も現れる。 適当なところで出発。まずは鏡峠を目指す。 ダム湖横にある舗装路はそのまままっすぐ行けば佐仲峠(三尾山と黒頭峰の鞍部)となる。 ダム湖の釣り堀管理棟を過ぎたところ、ガードレール越しに石碑がある。 本当はここが鏡峠への旧道で、ダイレクトに峠まで続いている、と笹倉さん。 適度にヤブっぽいのが魅力的だがオフに使うルートにしてはタフすぎるので今回はここはパス。 佐仲峠への舗装林道を少し登れば未舗装林道への分岐がある。それを選べば鏡峠となるが、 旧道と比べるとかなりの迂回路である。 未舗装林道で花の写真を撮っていると最後尾となってしまい、前にはだれもいない。林道終点から 山道となり、山腹を巻く道をしばらく行くと分岐となってここでみんなに追いつく。 右に下れば鏡峠、左に登れば三尾山へと続く尾根道。メンバーの幾人かは鏡峠へ行ったようだ。 私も鏡峠へは行ったことがないのでどうしようかと思っていると、「行ってもなんにもないよ」という 声で気が萎えてしまって左を選択する。
うすぐらい雑木の尾根はガスがかかって幽玄の趣をなしている。雰囲気とは裏腹に 枝や葉が張り出しているところは露が滴り、通過の際にはびしょぬれになってしまう。 さらに蜘蛛の巣が顔に張り付いてうかうかすると窒息しかねない。「しまださん、先頭に立って!」 という命令で、私が先頭で杖を振り回しながら行く。これぞまさしく露払いである。 幾度アップダウンを繰り返したか覚えていないが、目の前に岩が現れ始めるとやがて視界が 広がって岩の展望尾根になる。 この尾根で一番の展望ポイントと思われる覗岩に着く。 この時点で私だけ?全身びしょびしょである。
高度が520mという低さにもかかわらず、すばらしい展望が広がる(はずだった・・・)。 行く手正面には三尾山の岩峰、右手には妙高山。下界では舞鶴自動車道が裾野を走り、 そこを通過する自動車がおもちゃのように感じられる(はずだった・・・)。 個人的にはここからの展望が大好きだったので、ぜひ晴れて欲しかったよ。 岩場の急下りと急登りが2〜3度繰り返されると分岐となる。左に下れば佐仲峠、 正面を一気登りでいよいよ三尾山山頂である。「腹減ったよ〜」という声が後ろの方から 聞こえはじめる。急登りの先には松田さんがいた。別コースで山頂へ先行していたのだが、 寒さでじっとしておれず我々一行を迎えに下って来ていた。
9時半頃スタートして11時40分に頂上。標高586m、三角点なし。 城跡というよりは砦跡と言った方が良いような広さ。芝生が敷きつめられた 平坦な台地状になっていて周囲には桜の古木がある。晴れてさえいれば周囲には 山並みが広がるので、突出したピークに居ることを感じられるが、ここは さらにひどいガスなので公園の一角のような雰囲気である。 雨が降らないうちにお昼にする。
ちょっと遅れてOAPご夫妻が頂上に現れる。もちろん無線で連絡を取り合っていたので 林道、登山道の分岐は迷うことはなかったと思う。無線オフの面目躍如何というところか。 松田さんは430MHZのアンテナを、田中さんは50MHZのアンテナを建てて移動運用の デモンストレーションをしてくれる。これも天気がよければゆっくりと拝見したい ところであったが、いつ雨が降るともわからない状況だったので、さわり部分だけ 見学して撤収の準備を始める。
分岐まで戻り、そこからは佐仲峠へ向かって激下りの連続となる。他人のことはかまっておられない。 自分の足元だけを注意しながら降りていく。こういうときストックがあると安全かつ楽ちんだ。 だいぶん下って水平道と合流する。この水平道は地形図にも載っているが、どこまで続いているのか? 鏡峠方向へ延びているが、今では草に覆われていて辿るのは辛そうだ。 佐仲峠には文政の年号が刻まれている地蔵菩薩の石仏がある。昔は峠越えの旅人達が、 そして今は酔狂なハイカー達に見つめられている。昔のままの峠の姿をしているように見えるが 『春日町』と書かれた行政区を示す看板があるのが奇異であった。(氷上郡の山中にある 峠の多くにはこれが設置されている) 当初は黒頭峰から夏栗山への予定であったが、黒頭峰はパスして夏栗山だけを目指すことになった。 道は快適な落ち葉の道であったがとにかく暗い。夕方のような暗さ+ガスで一人では歩きたくない。 『黒頭峰 佐仲峠』というプレートが現れるが、これは黒頭峰の方向へ。次のプレート『夏栗山 黒頭峰』 が黒頭峰をパスする巻き道分岐である。
若干下り気味の谷道で右手にそびえる黒頭峰をパスする。写真以上に雰囲気の良い道だった。 先にある本谷との合流点が今回の下山路となる。(ほんとうは夏栗山からハイマート佐仲に 直接下る道を行く予定だった)その谷道を左に見ながらさらに山腹の小径をトラバースする。 黒頭峰からの尾根道と合流するとそこにも標識があった。 そこから少しで夏栗山の登山口となる。ちょっと勘違いしそうな標識がある。登りはじめて わずか10分で山頂に着く。標高600m、三角点無し。もちろんここもガスに覆われている。 設置されている展望台には登ってみるがなんにも見えるはずもない。まこと残念。 ここからちょっと東よりの所に夏栗観音という石仏があるのだが、生い茂った草のために 行くことが出来ない。かき分ければ問題ないのだが、あっというまに濡れ鼠に なるのがオチ。 ハイマートの下山路もそちら方向だったのだが、あきらめてピストンで下ることにする。 地形図にある佐仲ダムへの谷道、点線ルートを使用。炭焼き窯跡もあるので仕事道ぐらいは 残っているだろう。
夏栗を下りはじめる頃から雨は本降りとなりつつあったで傘を差して下っていく。 谷道は順調に続いているようで、途中にある砂防ダムもうまく迂回ルートを辿っている。 ところがニセアカシヤというのか、猛烈にすごいトゲトゲの木が行く手を遮る。 服でも荷物でもなにかに引っ掛かるともう一歩も進めないほどだ。 それでもなんとかダム最奥の舗装路に出てきて下山終了。せっかくの好展望を阻む、 なんともうらめしい雨だったがひさびさのオフで楽しかった。 参加者:石田さん、えびちゃん、隠れ里さん、是兼さん親子、笹倉さん、 たぬきさんご夫婦、ヒロさん、八木さんご夫婦、GORYUさん、WMさん 今回の三尾山〜夏栗山の地図はこちら(約120k) でごらんください。 |